パッケージを作成する時に落ちいりやすい間違いをチェックし、パッケージを動作 させるための手順があります。これは基本的には前のセクションで説明したことと 同じですが、デバッグを助けるための方法を追加しています。
PKG_DEVELOPER=yes
を mk.conf
で設定しておいてください
pkgtools/url2pkg
をインストールし、
デバッグ対象のパッケージ用にディレクトリーを作ってそこに移動してから、
url2pkg を実行します。
%
mkdir /usr/pkgsrc/
category
/examplepkg
%
cd /usr/pkgsrc/
category
/examplepkg
%
url2pkg http://www.example.com/path/to/distfile.tar.gz
Makefile
に、必要な編集を加えます。
DESCR
の内容を書きます
make configure を実行します。
ドキュメンテーション、
およびconfigureの段階でわかった依存関係をすべて、
パッケージのMakefile
に書き加えます。
以下を繰り返しおこなって、パッケージを作り上げます
%
make
%
pkgvi ${WRKSRC}/some/file/that/does/not/compile
%
mkpatches
%
patchdiff
%
mv ${WRKDIR}/.newpatches/* patches
%
make mps
%
make clean
root以外のユーザーで作業をおこなうと、改変すべきでないファイルは改変され
ません。特に、構築の段階以外では。
mkpatches,
patchdiff および pkgvi
は、pkgtools/pkgdiff
パッケージに入っています。
必要ならMakefile
を修正してください。
Section 11.1, “Makefile
”を参考にしてください。
PLIST
を作成します:
#
make install
#
make print-PLIST >PLIST
#
make deinstall
#
make install
#
make deinstall
これは通常、root
で実行する必要があります。
残ったままのファイルがないか調べます:
#
make print-PLIST
もし、なにかファイルが見つかれば、それらはPLIST
に不足しているので、追加
してください。
これでPLIST
の修正ができました。
パッケージを再度インストールして、バイナリーパッケージを作ります:
#
make reinstall
#
make package
インストールしたパッケージを削除します:
#
pkg_delete
examplepkg
上記の make print-PLIST コマンドを繰り返します。 今度は何も見つからないはずです:
#
make print-PLIST
バイナリーパッケージを再インストールします:
#
pkg_add .../
examplepkg
.tgz
遊んでみてください。すべてが機能することを確認してください。
pkgtools/pkglint
に含まれるpkglintを実行し、
報告される問題を修正してください。
#
pkglint
提出してください(もし cvs アクセス可能であればコミットしてください)。Chapter 21, 提出およびコミットが参考になります。