NetBSD/hpcmips ユーザー向け How-To ページ
NetBSD/hpcmips を始めよう
- NetBSD/hpcmips の始め方の概要
- ファイルシステムの概要
- コンパクトフラッシュや ATA カードを買う必要がありますか? そうだとすると、推奨は?
- この機種で NetBSD/hpcmips がサポートされているかの調査
- サポートされている CF カードと PCMCIA カード
- NetBSD/hpcmips 配布物の入手
- NetBSD/hpcmips ブートローダー (pbsdboot.exe) の入手
- NetBSD/hpcmips カーネルの入手
- Microsoft パーティションのアクセス
- コンパクトフラッシュにNetBSD パーティションを準備する
- NetBSDパーティションのないコンパクトフラッシュを準備する
- メーリングリストによるサポート
- キー配置制御
pbsdboot.exe: NetBSD/hpcmips ブートローダー
- NetBSD/hpcmips ブートローダー (pbsdboot.exe)ってなんですか?
- NetBSD/hpcmips ブートローダーのオプション
- シリアルコンソールでカーネルを起動する
- 自動的に NetBSD を起動する
- Everex Freestyle でのボタンひとつ起動
このページについて (トップ)
このページは、NetBSD/hpcmips を使っている、あるいは使いたいと考えている ユーザーが、システムをセットアップし保守することを助けるための情報が 含まれています。
NetBSD/hpcmips を始めよう
NetBSD/hpcmips の始め方の概要 (トップ)
NetBSD/hpcmips を始めるにあたって、少なくても2つのファイルが必要です。
pbsdboot.exe
- WindowsCE 環境で動作するブートローダー。
- netbsd カーネル
pbsdboot のプルダウンメニューで、ハードウェアの型と、カーネルのパスを選択します。 pbsdboot は、ハードウェアの情報 (フレームバッファー情報その他) をカーネルに渡します。 カーネルは Windows CE のメモリー全部を RAM として使いますので、 ブートする前に、 CE メモリーに保存されている全データを *必ず* バックアップしておいてください。 カーネルをロードするには、 Boot を押してください。
ファイルシステムの概要 (トップ)
ファイルシステムは、以下のいずれかを選択します:
- コンパクトフラッシュカード、あるいは、 ATA カード上のファイルシステム
- pbsdboot.exe のための DOS パーティションと NetBSD のパーティションが必要です。
- SCSI/IDE ディスク上のファイルシステム
- NetBSD/hpcmips は SlimSCSI のような PCMCIA SCSI カードをサポートしますので、 SCSI ディスク上にファイルシステムを作ることができます。これは開発者にお勧めです。
- NFS サーバー上のファイルシステム
-
起動時の経緯:
NetBSD/hpcmips が PCMCIA イーサネットカードを見つけ
dhcp サーバーから IP アドレスをもらい
NFS サーバーを見つけ
NFS サーバーから、 / パーティションをマウント
コンパクトフラッシュや ATA カードを買う必要がありますか? そうだとすると、推奨は? (トップ)
- 一般的な利用者には、128M CF を推奨します。
- base+kern+etc+comp の構成で良好に動きます。
- 80M-96M CF
- base+kern+etc - 基本的な NetBSD システムがポケットに入ります。
- 64M CF 以下
- base+kern+etc - 使わない大きなファイルを消せば、収まります。
- 15M CF
- 北極での生活 - 冒険好きの人向けです。
この機種で NetBSD/hpcmips がサポートされているかの調査 (トップ)
サポートされている機種一覧をチェック してください。
サポートされている CF カードと PCMCIA カード (トップ)
- NetBSD で サポートされているハードウェアデータベース(一覧) があります。 PCMCIA を選択して、データベースの 問い合わせ/追加をします。 NetBSD ユーザーがこのデータベースをつくるのです。
- NetBSD 機種非依存 PCMCIA ドライバー を見てください。
- コンパクトフラッシュカード
-
48M 以上の SanDisk の CF
注意:z50 では、Extreme Memory Compact Flash EM-CF/128/P (PQI FLASH DISK 1201N) は、時々 つっかかり、 z50 がハングします。 特に重い "ディスク" 負荷においては。
- PCMCIA カードデバイス
-
NE2000 互換 corega Ether PCC-T
3com 3C589*
Lucent/Agere WaveLAN/Orinoco ワイヤレス NIC
Socket Communications, Inc. Standard LP-E CF+ (EA2900-117)
Xircom CF イーサネットカード
3com 3C1 : は ep ドライバーで mac address を取得できますが、パケットをまったく送信しません。 動きません。
NTT DoCoMo Paldio 611S (日本:コンパクトフラッシュモデムインターフェースを持つ PHS)
- Adaptec SlimSCSI 1460 (APA-1460)
- Apricorn EZ-GIG Expansion Card
- Callunacard CT260T2
NetBSD/hpcmips 配布物の入手 (トップ)
- ftp://ftp.NetBSD.org/pub/NetBSD/NetBSD-5.0/hpcmips/ をチェックしてください
-
binary/sets:base.tgz, comp.tgz のような NetBSD/hpcmips バイナリー
installation:pbsdboot.exe.gz と netbsd.gz
source:ソースファイル
pbsdboot.exe と netbsd を CF 上に置いて、 netbsd インストール用カーネル (sysinst を含む) を起動するために pbsdboot.exe を実行してください。 容量に余裕がない場合は、netbsd.gz を伸長せずにそのままブートすることができます。
NetBSD/hpcmips ブートローダー (pbsdboot.exe) の入手 (トップ)
pbsdboot ダウンロードディレクトリー からダウンロードしてください。 pbsdboot.exe は WindowsCE 2.00 用にコンパイルされています。 Windows CE 1.01 には、 pbsdboot1.exe を使います。 pbsdboot.exe は 8ビットフレームバッファー機のために、カラーマップを使うようになりました。 現在、 256色を使うことができるのですが、ビデオコントローラーチップの詳細がわかりません。 (実際にビデオチップについては何も知らないのです。)
Windows CE 1.0 では カラーマップのサポートがまったく無いために、 pbsdboot は CE 1.0 と 2.0 で同一のバイナリーによるサポートができません。 よって、 pbsdboot.exe は CE 2.0 以降用にコンパイルされています。 CE 1.0 では、 pbsdboot1.exe を使う必要があります。
NetBSD/hpcmips カーネルの入手 (トップ)
- pbsdboot は NetBSD/hpcmips カーネルファイルへブートを引き継ぎます。
-
netbsd-GENERIC.gz: このカーネルは Vr41xx および TX3922 CPU の上でのみ動作します。
netbsd-TX3912.gz: TX3912 機のためのカーネル。
Microsoft パーティションのアクセス (トップ)
WinCE で読みこめる MS-DOS パーティションのアクセスには、Microsoft パーティションのアクセス を読んでください。
コンパクトフラッシュにNetBSD パーティションを準備する (トップ)
NetBSDパーティションのないコンパクトフラッシュを準備する (トップ)
TODO
メーリングリストによるサポート (トップ)
キー配置制御 (トップ)
- CTRLCAPS 交換
- wsconsctl -w encoding=jp.swapctrlcaps
- 無変換キー を Function 10 に (MGL2 ウィンドウ switch に)
- wsconsctl -w map+="keysym Muhenkan = F10"
- 変換キー を Function 9 に (MGL2 ウィンドウ change に)
- wsconsctl -w map+="keysym Henkan = F9"
pbsdboot.exe: NetBSD/hpcmips ブートローダー
NetBSD/hpcmips ブートローダー (pbsdboot.exe)ってなんですか? (トップ)
TODO
NetBSD/hpcmips ブートローダーのオプション (トップ)
- Windows CE からのブートローダー
- "pbsdboot.exe" と呼ばれる、Windows CE 環境でのブートローダーは ftp.NetBSD.org にあります。
- ブートローダーオプション
-
-d カーネルデバッガーに落ちる
-m メモリー上の miniroot をつかう
-s シングルユーザーモード
-h シリアルコンソール使用
-a 名前を尋ねる:カーネルはルートデバイス (wd0a のような)、 dump デバイス (wd0b のような)、ファイルシステム (ffs のような)を尋ねます。 ルートデバイスを Slim SCSI カード / IDE PCMCIA カードに変えるには、 このオプションを使って、ルートデバイスを sd0/wd に設定してください。
-b=DEV 起動デバイスを DEV(wd0, sd0, nfs etc.) に変更する
シリアルコンソールでカーネルを起動する (トップ)
- pbsdboot 上で、次のパラメーターを確かめ、設定します:
- Options: h
- Serialport on
- 9600bps, 8bit, non-parity, VT100 モードで、ターミナルを接続します。
- pbsdboot フレームバッファー形式設定
-
D8_FF : 黒地に白文字
D8_00 : 白地に黒文字
自動的に NetBSD を起動する (トップ)
タッチパネル設定を飛ばすには、 shift+power キーを押しながら電源を入れてください。
いくつかの機種では、 \Storage
Card\AutoRun\
で自動実行できます。
XXXXXX
\Autorun.exeXXXXXX
は CPU 種別です。
しかし、これは全ての機種でできるわけでありません。
また正確なパスも記憶によるものなので、ちょっと不正確かもしれません。
- CASIO Cassiopeia:
-
\CE\R4100\AutoRun.exe
Everex Freestyle でのボタンひとつ起動 (トップ)
Everex Freestyle システムは ボタンをひとつ押すだけで、ブートローダーを開始する設定ができます!
"ボタンひとつでブートローダー発動"をするには、
コンパクトフラッシュ上の FAT ファイルシステムのルートディレクトリーに、
pbsdboot.exe
を voiceapp.exe
という名前で置いてください。
ブートするには、 Freestyle の "Record" ボタンを押すだけです。 PHILIPS Nino312 はこの方法が使えます。
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