NetBSD/hpcsh User How-To page
NetBSD/hpcshの利用法
NetBSD/hpcsh を始めよう
NetBSD/hpcsh を始めよう
用意するファイル (トップ)
NetBSD/hpcsh を使うためには、少なくとも三つのファイルが必要です。
- hpcboot.exe
- WindowsCE 環境で動作するブートローダーです。 現在 WinCE2.11 および WinCE3.00 の機械をサポートしています。 sys/arch/hpc/stand/binary/SH3/ にあります。 (uuencode されたバイナリー。 sys/arch/hpc/stand/README 参照)
- netbsd (kernel)
- HP Jornada 680、 690 および HITACHI PERSONA HPW-PA50、 HPW-230JC 向けのテスト用。これら以外のマシンで使ってはいけません。 ftp://ftp.NetBSD.org/pub/NetBSD/arch/hpcsh/snapshot/20010325-netbsd.gz
- miniroot.fs (vnconfig を使い作成されたファイルシステムイメージ)
- テスト用: ftp://ftp.NetBSD.org/pub/NetBSD/arch/hpcsh/snapshot/20010324-miniroot.fs
メモリカードからの起動 (トップ)
多分、今のところ、これが一番簡単な方法です。
何らかのデバイスを、19200bps、パリティー無し、8bit でシリアルポートにつなぎます。
DOS でフォーマットされたカードを用意し、それに上の三つのファイルをコピーします。
WinCE マシンにカードを挿し込みます。
確認項目: 既にシリアルケーブルが接続されていますか? シリアルケーブルは、 hpcboot.exe を実行する前に、 WinCE マシンに接続されている *必要があります*。
「Explorer」(「Internet Explorer」ではありません)で、メモリーカードの ディレクトリーに移動し、(メモリーカードの名前は、環境により異なります)、 hpcboot.exe を実行します。もし、可能であれば、自動起動できるように設定 できます。Jornada 690 では、このファイル (uuencode されています/ Unicode テキストでなければならないため)を メモリーカード上の、「Autorun.inf」というファイルにコピーすること により、自動起動が可能になります。
訳者註
日本語版の Windows CE では、"Explorer" は"エクスプローラ"、 "Internet Explorer" は "Internet Explorer" となります。 また "\Storage Card 1\" は "メモリーカード1"となっているようです。 "メモリカード"の後ろにつく番号は機種/カードの入っているスロットに依存しま す。
hpcboot では、以下の項目を設定します。
-
「kernel」画面:
- 1行目: 「netbsd」へのパス名を設定します。 「\Storage Card 1\」と「netbsd」、あるいは他の適切なパスを指定してください。
- 2行目: 使ってる機械の型を指定します。 この情報は、画面のサイズ、キーボードの型や、 いろいろなデバイスの設定を決定するのに使われます。
- 3,4行目: ファイルシステムの型を指定します。 「md」で「miniroot.fs」を指定します。
- 5行目: 選択ボタンを好きなように設定します。
-
「option」画面:
- 「Serial console」だけが選択可能です。 他の項目は好きなように設定してください。 「Reverse video」は実行できません。
お祈りします。 一番下の「boot」を押します。 「Last chance: Push OK to boot」(最後の機会です: OK を押すと起動します) というダイアログが出ます。 OK か リターンを押します(もちろん)。 成功すれば、 このようなブートメッセージ が シリアルポートに表示されるはずです。 おめでとうございます!
バイナリーファイルの構築 (トップ)
クロス環境の構築法をご覧下さい。