dvi2ps-j は、TeX で作成した dvi ファイルを postscript プリンタに 出力させるためのフィルタプログラムです。
ここでは ver 1.91j を紹介しますが、 dvi2ps 2.0Beta もでています。まだベータですが、縦書き、VFlib の サポートなどの機能があります。
ftp://ftp.math.s.chiba-u.ac.jp/tex/が配布元です。
まずソースコードを入手します。 以下の場所などにあります。
ftp://ftp.tut.ac.jp/TeX/drivers/dvi2ps-1.91j.tar.gz
ソースコードを展開します
% tar zxvf dvi2ps-1.91j.tar.gz % cd dvi2ps-1.91j
doc/install.docにインストール方法の説明があります。 これを参照して、適宜 Makefile を修正します。
CFLAGS = -Oを
CFLAGS = -O -DPOSIXにすることのみ必須です。
% makeつづいて、fontdesc を作成します。 これについては、doc/dvi2ps.doc, lib.doc, fontdesc.doc に詳しい解説があります。
% make new-lib % cd lib英字は bitmap(pk font), 漢字はプリンタ内蔵という通常の使用の場合は、 standard を利用すればいいでしょう。以下、この文書の上で解説 したとおりの場所に ASCII TeX を入れた場合の解説です。 適宜ディレクトリの場所を変更して下さい。
% cp standard fontdesc
#fontdesc fonts/asc-bikanjiを、
fontdesc fonts/asc-bikanjiとコメントアウトします。
font pk * 3 /usr/local/lib/tex/fonts/pk/%f.%mpkに、pk フォントを入れた場所を指定する 例:
font pk * 3 /usr/local/lib/tex/fonts/pk/300/%f.%mpk
( fonts/asc-bikanji から参照されている )
font jfm * 0 /usr/local/lib/tex/jfonts/jfm/%f.tfmに、jfm ファイルのある場所を指定する
例: font jfm * 0 /usr/local/lib/tex/fonts/%f.tfm細かい設定については doc 以下の文書を参考にしましょう。
インストールします
% cd .. % su # make install # make install-libマニュアルも入れておきます(整形してます)
# nroff -mandoc doc/dvi2ps.man > /usr/local/man/cat1/dvi2ps.0 # nkf -e doc/dvi2ps.jman | jgnroff -Tnippon -mandoc \ > /usr/local/jman/cat1/dvi2ps.0
% dvi2ps file.dvi | lpr % dvi2ps file.dvi > file.psというふうに使用します。 DVI ファイルを Phostscript にして標準出力にだしてくれます。 詳細は、doc 以下の文書や、マニュアルを参照して下さい。