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[pbsd-mg2] Re: Serial console



たけむらです。

 > はじめ、hpcmips/sys/sys と usr/src/include から取って来て
 > include を構築しようと思ったのですが、
 > この方法だと、hpcmips の方はだいぶベースバージョンが進んでいて
 > ミスマッチになって、ライブラリなどの make でエラーになってしまいます。
 > 
 > それで、pmax の comp.tgz から include 一式を作って
 > それと同じバージョンの src.tgz で、
 > コマンドなどを make してみようと思っているんですが、
 > ベースバージョンとしては、なにが良いのでしょうか?

私は、12 月中旬ぐらいの current の snap shot を使っています。

 > # 一応 1.3.2 を使おうと思っているんですが、1.3.3 とか 1.4 を
 > # ベースにした方がよいということでしたら教えてください。
 > 
 > 1.3.2 の sys がベースでは、ps は動かないと思いますが、

私が ps のコンパイルに失敗したのは、log() かなにかが
リンクエラーになったからです。FPU ガラミですね。
これはまだ原因と解決方法を調べていません。

 > あと、ライブラリを作るときに、少なくとも setjmp まわりは変更しないと
 > いけないと思いますが、signal 関係もなにかしなければならないのではないか
 > と思っています。情報があれば教えてください。

私は setjmp 関連の FPU レジスタの退避コードは、
#ifdef WITHOUT_FPU で囲みました。
これに加えて、私が以前書いた以下のメールのような対応をしています。

From: "たけむら" <takemura@ca2.so-net.ne.jp>
To: <pbsd-mg2@bronze.is.titech.ac.jp>
Subject: [pbsd-mg2] RE: To-do list
Date: Tue, 6 Apr 1999 23:10:44 +0900
 > -msoft-float に必要な floating point のランタイム関数が libgcc.a に
 > 入っていなくて引っかかりました。
 > gnu/dist/gcc/config/mips/t-r3900 というのがあるので、これを元に
 > t-r4100 というのを作って、gcc の configure を以下のように書き換えて
 > ライブラリを作り直しました。
 > 
 >     mipsel-*-netbsd* | mips-dec-netbsd*)    # Decstation running NetBSD
 >   -     tmake_file=t-netbsd
 >   +     tmake_file="t-netbsd mips/t-r4100"

その他に...

sh はプログラムのソースを生成するためのプログラムを最初に作るので、
これは i386 でコンパイルしなければいけません。
これらをコンパイルした後、本体を MIPS 向けにコンパイルしなければいけない
ので、2段階で make が必要になり、make world は無理です。
こういうプログラムは他にもあるかもしれません。

Takemura