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[pbsd-mg2] Re: cross compile environment
鈴木(康)です。
<199907221554.AAA21978@srapc342.sra.co.jp>の記事において
soda@sra.co.jpさんは書きました。
随分参考になりました。
| > 2. 他の OS もそうなんですが、特に NetBSD は基本セットに含まれる
| > ものが多く、使いもしないものが沢山ふくまれています。
|
| perl と tcl はないですが。:-)
|
| > こういったものを hpcmips では make しないといった Makefile の
| > 修正をして行きたいんですが、どれぐらいまで NetBSD として認められるのか。
|
| これらは、おそらく「make しない」という選択ではなく、「make はするが、
| デフォールトの配付には含めない」とした方が良いでしょう。
| 現在、NetBSD の配付は base, comp, etc, games, man, misc, secr, text に
| 別れていますが、おそらく base よりももっと小さい配付セットを作成し、
| それをデフォールトの配付セットにすれば良いと思います。
| → src/distrib/sets/lists/
一揃え用意して、配付セットの作り方を変えれば、どんなに小さい
配布セットを作っても NetBSD だと言えるわけですね。
| > # もちろん行き着く先は、PocketBSD なんですが、これは開発環境も
| > # ( おそらく )含んでいないし、OS として NetBSD ではないと思っています。
|
| PIM 系のツールをどうしよう? って、前に unofficial に聞いてみたことが
| あるんですが、「NetBSD のリポジトリに入れちゃえ」って答えた人がいまし
| たよ。(そこでは、「入れるな」って言った人はいませんでした。)
上手く構築できれば、NetBSD に入れられる余地はあるわけですね。
これは覚えておきます。( 自信はありませんが..)
| > ついでですが、userland の話題で 2つほど、議論したいことがあります。
| > NetBSD/hpcmips は、PocketBSD/hpcmips の母体として作るわけですが、
| > NetBSD の一部でもあります。次のような変更は、NetBSD で許容範囲に
| > あるのかどうかという点です。
| >
| > 1. bin , sbin は、static link するのが正しいし、通常の **BSD では
| > 運用上もそうでないと困るわけですが、hpcmips に限っていえば、
| > コンパクトな OS を目指すわけですから、dynamic link したいと思います。
| > dynamic link した時点で それは BSD ではないと言われるのかどうか
| > 気になっています。
|
| これは、とりあえず 2 つ方法が考えられますよね。
| - bin および sbin の Makefile.inc の LDSTATIC の設定を変更する。
| - サイズを節約するために /usr/distrib の下で crunchgen を使ってバイナ
| リを作成する。
| どっちが良いでしょう?
私は次のように考えています。
サイズ、やメモリといった点で、crunchgen の方が有利なんですが、
作る側から見たら shared lib の方が楽です。
サイズの点でどれぐらい違うかというのが重要なんですが、
bin sbin を shared lib 化すると、約 3MB 。一方 crunchgen では
(試していませんが) 1MB - 1.5 MB といったところでしょう。
# libc.so は、アプリケーションをインストールすると必ず必要になるので、
# サイズにはカウントしていません。
このサイズの差よりは、shared lib 化での自由度の方を取りたいと
思います。
みなさん、いかがでしょうか。
--
鈴木 康司 @NEC
suz@hpc.bs1.fc.nec.co.jp
TEL 0423-33-5381