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Re: boot : WinCE cannot read Novac IDE HDD



こんにちは、深海です。

"Re:Re: boot : WinCE cannot read Novac IDE HDD" というメールで、
mole_hole@mail.goo.ne.jp さんはおっしゃいました:

> -current の /20010422版
> ftp://ftp.netbsd.org/pub/NetBSD/arch/hpcmips/snapshot/20010422
> 
> -current の /20010510-1.5.1-BETA2版
> ftp://ftp.netbsd.org/pub/NetBSD/arch/hpcmips/snapshot/20010510-1.5.1-BETA_2
> 
> のそれぞれ、
> インストールカーネル(netbsd.gz)と、
> インストールして、できた /netbsd (netbsd.GENERIC.gz & kern.gz ?? )の
> 関連性(PC カードが対応してる・してないとか)って、あるんですか?

2001/04/22 版は NetBSD-current (いつか 1.6 になる物) であり
2001/05/10 版は NetBSD-1.5.1-BETA2 (近々 1.5.1 になる物) です。

単純に日付で見れば前者のほうが古いように見えますが、たまたまコンパイルさ
れたのが古い日付なだけで、機能的には前者の方が先に進んでいます。

# ちなみに 1.5U は前者



インストーラ (sysinst) 入りカーネル (netbsd.gz) に何を使っても、インストー
ル用に準備した binary/sets/ 以下の物がインストールされます。

sysinst で普通にインストールした場合、 binary/sets/ 以下の kern.tgz の中
身がインストール後に使われるカーネルになります。

# (余談: i386 の bootlap?.fs は、 kern-laptop.tgz が使われる...)



たとえば、以下のようにいろいろな組み合わせでインストールできます。

A) 1.5.1_BETA2 がディスクを認識しない

インストーラ入りカーネルは -current 版を使う。そうでないとそもそもインス
トールできない。

binary/sets/ はどの版でも構わないが、カーネルだけは -current 版もしくは
ディスクを認識できるように改造した 1.5.1_BETA2 版のカーネルにしないと、
インストール後のカーネルでディスクが認識できず、使えない。

カーネルだけ -current 、その他は 1.5.1_BETA2 という構成は問題なく使える
事が多いが、不都合があることもある。

カーネルもその他も -current にするとシステム全体が新しい物になるが、不安
定な要素が増えるかもしれない。

B) 1.5.1_BETA2 でもディスクを認識するようになった

インストーラ入りカーネルは何を使ってもよい。 -current を使いたくて、けど
-current のインストーラが腐っていてインストールできない状況なら、インス
トーラだけ 1.5.1_BETA2 の物を使う、とかができる。

binary/sets/ を -current 版にすればインストール後のシステムは -current
になるし、 1.5.1_BETA2 版にすれば 1.5.1_BETA2 になる。

C) i386 とか他のアーキテクチャのマシンがあるのでそれを使いたい

インストーラを i386 の物、 (ディスクと) ターゲットの binary/sets/ を
hpcmips のもの、とかいう組み合わせで、 i386 マシンを使ってインストールす
る事もできる。

# 多分 (^^;

こんな感じです。

ねらいというよりは、たまたま複数の版のスナップショットがあっただけという
かなんというか。

--
ふかうみ なおき