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Re: PREFIX clean



  今野です。

#   Cc: 先をミスったので出し直します。同じメールを二度出してごめ
# んなさい > CBUG 関係者

  面白そうだから tech-pkg-ja@jp.NetBSD.org に Cc: してみます。
元々の話題は CBUG という東京西部を地域とする BSD ユーザグループ
における議論から発展しています。

OGATA <ogata@isp.qix.org> wrote:
> このへんは tech-pkg-ja ML の canna-lib の辞書の置き場所で問題になってた
> のかな?
> # さすがにシステムで canna 使ってる OS は無いので別に /var 以下に決め打ち
> # しても上書きされることはないかなと思って静観してました :)

  teck-pkg-ja ML の議論をみていても感じるのですが、「なんのため
に PREFIX clean にするのか」というのが見えてこないのです。

  NetBSD の現状というのは、 /usr/local という FreeBSD の流儀が
気持悪いから /usr/pkg にした、直すついでに /usr/pkg 以外にしても
大丈夫なようにした。というレベルで止まっているように感じるのです。
でも、それだけでは「PREFIX を自由に決められるようにする」という
必然性が感じられません。

  本来、 UNIX でインストール先を自由に変えられるようにするのは、

   A.  ファイル名が重なる等の理由で同じディレクトリにインストー
       ルできないものを別のディレクトリにインストールする。

   B.  プログラムの新しいバージョンを入れるときに、まず別のディ
       レクトリにインストールしてテストしてみる。

といったケースでしょう。 PREFIX を自由に変える必然があるとすれば、
こうした用途に対応するためだというのが私の考えです。

  でも、 NetBSD の PREFIX clean の現状はこういった用途では使えな
くなってしまっています。 conflicts という概念が導入されているた
めです。

#   Makefile の conflicts の部分を commentout すればいいだけの話
# ではあります。

  tech-pkg-ja の先日の議論では「pkgsrc で /var や /etc にファイ
ルを置きたい」という意見がかなりありました。でも、これをやってし
まうと B. のような用途で PREFIX clean の恩恵を受けられなくなって
しまうわけです。


  こうやって見てくると、「NetBSD pkgsrc の PREFIX clean っていっ
たい何のためなの?」というのが疑問なのです。

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今野  元之@BSD CLUB          motoyuki@bsdclub.org              (Home)
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