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ruby-digestとruby-opensslパッケージをruby18にmerge
こんばんは。
tech-pkgにも書きましたが、PR pkg/29227による指摘から、ruby-digestと
ruby-opensslパッケージをruby16ないしruby18パッケージにまとめようと思い
ます。
ruby-digest => ruby16 と ruby18 に統合
ruby-openssl => ruby18 に統合
o ruby-digestはメッセージ・ダイジェスト関数を提供しますが、そのうちの
md5, cmd160, sha1はベースシステムではなく、OpenSSLのものを使用するこ
とを前提としています。これはOSによって、ベースシステムに存在していて
も、構造体の微妙な違いなどがあるため、統一されたAPIとしてOpenSSLを使
うようにしているとのことです。
元々、ruby-digestを分けたのはFreeBSDのportsに由来していて、OpenSSLへ
の依存性といったものを持ちたくない気持ちがありました。ところが、
ruby16やruby18のミニマムなRubyのパッケージだけをインストールすると、
インストールされるにも関わらず使えないRubyの標準ライブラリがいくつか
あります。
pstore といったあたりが使えないのは、ruby-digestがインストールされて
いないというのは、想像がつきにくい(md5を使用)と言えます。
o ruby-digestをruby16とruby18にマージするとなると、ruby16やruby18は
OpenSSLに依存します。(ベースシステムのOpenSSLが使用できる場合は、
pkgsrcのOpenSSLをインストールする必要はありません。)
o Ruby 1.8はOpenSSLの拡張ライブラリを取り込んでいます。ruby18パッケー
ジがOpenSSLの存在を前提とするなら、ruby-opensslパッケージを別に分け
る理由もなくなります。
このようなマージによる不利益はサイズの問題もありますが、Rubyのために
pkgsrcのOpenSSLが必要となる環境もあることです。
こんなところですが、ご意見はありますか? (やっぱり、後から日本語で書く
と詳しくなってしまった...。)
--
Takahiro Kambe <taca@back-street.net>