SKK は Mule 上で利用できる日本語入力システムの一つです。 文節の区切りを人間が指示する、独特な操作法が特徴です。
まずはソースを入手します。以下の場所などにあります。
ftp://ftp.tut.ac.jp/GNU/emacslisp/misc/skk8.6.tar.gz
ソースを展開し、ディレクトリを移動します。
% tar zxf skk8.6.tar.gz % cd skk8.6
root になって Configure.euc を実行します。 システムからインストールするディレクリを聞かれるので、 適切な場所を答えて下さい。また、この時、辞書サーバを インストールするかについても質問されます。全ての質問に 答えるとコンパイル後、指定した場所にインストールされます。
% su % ./Configure.euc
infoファイルが指定したディレクトリにインストールされて います。Mule から M-x info で参照できるように、dir ファイル に以下の行を追加します。
* SKK: (skk). Nemacs/Mule のための日本語入力システム.
.emacs ファイルに以下の行を追加します。
(obal-set-key "\C-x\C-j" 'skk-mode) (global-set-key "\C-xj" 'skk-auto-fill-mode) (global-set-key "\C-xJ" 'register-to-point) (global-set-key "\C-xt" 'skk-tutorial) (autoload 'skk-mode "skk" nil t) (autoload 'skk-auto-fill-mode "skk" nil t) (autoload 'skk-tutorial "skk-tut" nil t) (autoload 'skk-check-jisyo "skk-tools" nil t) (autoload 'skk-merge "skk-tools" nil t) (autoload 'skk-diff "skk-tools" nil t) (autoload 'skk-isearch-mode-setup "skk-isearch" nil t) (autoload 'skk-isearch-mode-cleanup "skk-isearch" nil t) (add-hook 'isearch-mode-hook (function (lambda () (and (boundp 'skk-mode) skk-mode (skk-isearch-mode-setup))))) (add-hook 'isearch-mode-end-hook (function (lambda () (and (boundp 'skk-mode) skk-mode (skk-isearch-mode-cleanup)))))Nemacs または Emacs18 base の Mule の場合は多少異なりますので、 ReadMe または info を確認して書き換えて下さい。
(setq skk-server-host "mars") (setq skk-serv "/usr/local/soft/nemacs/etc/skkserv") (setq skk-aux-large-jisyo ".../SKK-JISYO.L")
(setq skk-large-jisyo ".../SKK-JISYO.L")
SKK 辞書に関して様々なユーティリティがあります。 Emacs Lisp、C または perl で書かれてあり、C と Perl で書かれているものについては、コンパイルやインストール が必要です。また、必要であれば、パスが通ったディレクトリ に移動して下さい。
すでに組み込まれています。Mule の中から実行して下さい。 詳細はドキュメントを参照して下さい。
ディレクトリ jisyo-tools の下にあります。Makefile の CC と CFLAGS を適宜変更し、make して下さい。詳細は、 jisyo-tools/README またはドキュメントを参照して下さい。
ディレクトリ skktools の下にあります。READ.ME に書かれて いるユーティリティ群と README に書かれているユーティリティ群が あります。
jperl が必要です。使用する時は、スクリプト中の jperl のパスを適宜変更して下さい。スクリプト中の漢字コードには シフトJIS が使用されています。詳細は、skktools/READ.ME またはドキュメントを参照して下さい。
インストールが必要です。Makefile の perl のパスを 適宜変更し、make して下さい。詳細は、skktools/README またはドキュメントを参照して下さい。