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Re: 配付ファイルの解凍について



  redbrick@あさひねっと と申します。

  steinさん(と呼ばせていただいてよろしいでしょうか?)、はじめまして。

  私が把握している限りですが、アドバイスさせていただきます。
#間違っている点が有りましたらどんどんツッコんでください(汗)>識者の方々

 reply to "配付ファイルの解凍について" from Koutarou Ishikawa <stein@osk.3web.ne.jp> at 2000/08/14 11:51:47 +0900.
> 質問点は、以下の通りです。
>・tarコマンドで解凍される全サブディレクトリのフルパス、解凍後の必要容量は、
>どのようにすれば、事前に求められるのか?

  1.tarファイルから展開されるディレクトリ・ファイルのリスト取得について

   tarコマンドにファイルを展開せずファイルのフルパスとリストのみを標準出力に
   出力するオプションがあるはずです。

   ex> tar -ztvf (配布tgzファイル名)

   これをpipeでファイルに出力してしまえば、そのまんまリストが出来ます。
   確か出力形式はフル形式のはずなので、フルパス及び各ファイル・ディレクトリの
   サイズやオーナーの情報まで得られるはずです。
   詳細は "man tar" で見てみてください。
 #tarアーカイブを全てサーチするので、それなりに時間はかかります。

  2.gzipコマンドでの圧縮率と展開後容量の取得について

   後、単純にセットとしてのファイル展開後の容量はgzipコマンドでも得られると
   思います。".tgz"形式は確か"tar"+"gz"の略のはずですから。
 #tarのオプション"-z"でgzipをtarコマンド内で実行できるようになっていますが
 #gzipで展開後にtarアーカイブを展開しても問題はないはずです。

   gzipコマンドで圧縮率、展開後の容量を表示するには以下のオプションを使います。

   ex> gzip -lv (gzファイル名)

   理屈的にはgzip圧縮されていないtarアーカイブの容量ですが、tarは基本的に
   多数ファイルを一つにまとめるだけ(無圧縮)のホントの"アーカイブ(書庫)"なので、
   多少の冗長はありますが、ほぼ同じ容量と考えていいと思います。
   こちらもマニュアルに記載があると思いますので、一読されると便利かと思います。

>・一般的には、source setsの内、展開しておくべきソースファイルはどれなのか?

   steinさんがなにをされるか、なにをしたいかによって変わってきます。
 #通常、kernelもXもなにもいじらないとしたら、sourceの展開は不要でしょう。

   以下にいくつかのケースを挙げてみますので、参考にしてみてください。

  1. kernel再構築:syssrc.tgzの展開が必須
 #システムのチューニングという点ではkernelの再構築は一番の近道ですが、
 #現状のgeneric kernelでそれほど不満となるような事はないと思います。
 #また、速度が稼ぎたいのであれば、mac68kはハード面の制約が大きすぎますので
 #あまりおすすめできないです。なにせほとんどの機種はSCSI-1クラスですし。

  2. X再構築(日本語対応等):xsrc.tgzの展開が必須
 #NetBSDではまだ日本語表示・入力の対応は基本的にされていません。
 #特別なパッチをOS自体に当てるか、X側で日本語対応を有効化するかしか
 #確認された方法はないと思います。
 #これがNetBSD/i386でcurrentベースなら、よりよい解決法として、xpg4dlと
 #言う日本語化キットが使えるのでしょうが、NetBSD/mac68kについては
 #そのキットが問題なく動いたという話を、わたしはまだ聞いたことはありません。
 #・・・・どなたかそう言う報告を既にされていたなら、そちらの方を信用して
 #ください(汗)。

  3. OSすべての再構築:src.tgzの展開は必須、gnusrc.tgz,sharesrc.tgzは
                       再構築の必要に応じて展開する
 #XとOSは再構築の際には別々になります。OSの再構築時にXの再構築は
 #行われませんし、逆もまた然りです。

  4. pkgシステムの利用:pkgsrc.tgzの展開が必須
 #こちらについては、NetBSD web siteのpkgシステムの解説のページを参照されると
 #よりわかりやすいと思います。


  使用したいソフトウェアによっては、kernel構築オプションの変更が必要だったり
すると思います。
  そちらについては、既に明確なイメージがおありのようですので、それぞれの
ソフトウェアの添付ドキュメントや関連書籍などを参照して調べてみては
いかがでしょうか?


  それでは、頑張ってください。
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  redbrick@asahi−net.email.or.jp
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