[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

Re: /usr/pkg/man/ja_JP.EUC



"Kazu Yamamoto (山本和彦)" wrote:
> 
> > コンソール上で国際化、多言語化したmanを表示するには
> > とうぜんその文字コードに対応したフォントが必要になりますが、
> > NetBSD GENERIC-kernelでISO-10646の16x16bitを読み込むとout of kmem_mapになり
> > メモリー空間が足りず、多言語同時表示を使用するには
> > options NKMEMPAGES=2048等を指定する必要があるなど、
> > 必要とするリソースが大規模になる傾向があり、
> > 組み込み用機器などに用いる場合、実用に耐えなくなる恐れがあります。
> > またISO-10646を完全に実装したbdfフォントを私は知りません。
> 
> 内部の文字コードと表示のフォントは独立じゃないでしょうか?
> 少なくとも Unicode のコミュニティでは、そういう思想のはずです。
> 内部は Unicode で、表示の際はテーブルを使って変換し、
> フォントは JIS X 0208 を使うなど。
> #そうじゃないと、CJK の漢字の違いが表現できません。
> 
> 最近、ISO 2022 は日本人が思っているほどよくなかったと思っています。

ISO-2022もそんなに良い規格とも思っていませんが、
少なくとも現在のUnicodeよりはましに思えます。

そもそもUTFに関しては複数の言語間で包括が行われた時点で文字の意味を失っているので
(実際の問題に関して言えば自動翻訳や検索が完全なものでは無くなっています。)
使い道があるとすれば、意味を伴わない画像の表示ぐらいなのですが、
この場合はフォントを考慮しておかないと、表示の点でも意味が無くなってしまいます。

またUnicodeで表現されている文章があったとして、
そこで日本語の他、多の全ての国のグリフを表示に要求してくるかもしれないのに
フォントをJISX0208で代用するには無理があります。
さらにISO-8859、GB2312、KSC5601等を持ってくるぐらいなら
始めから複数の文字コードの集合として扱うか、
ISO-10646-1のフォントを用意するほうが現実的ですが、
ISO-10646-1についても完全なbdfの存在を私は知りません。

--
大石 修